富士登山について
富士山に関する情報や、登山での注意事項をご案内いたします。
富士山について
誰もが一度は登ってみたい「霊峰・富士」- 標高3776m、日本で一番高い山で日本三名山のひとつにも数えられています。古くは平安時代初期の頃から、山頂におわす神に一歩でも近づく事ができる、という意味で、信仰目的の登山者が訪れていました。また、火を鎮める神として木花之佐久夜毘売命が富士山の御神体として浅間大社に祀られています。富士山そのものをご神体とした信仰にはじまる富士山本宮浅間大社は、全国で千以上に及ぶ浅間神社の総本社で、山頂にはその奥宮があります。
天気
登山時期によって、天候条件が異なります。
| 7月上旬 | 7月中旬は、梅雨で大雨・雷などがあり天候が不安定ですが、8合目以上は雲の上で晴れという事もあります。 |
|---|---|
| 梅雨明け ~ 8月上旬 | この時期が一番天候が安定しています |
| 8月下旬 | 秋の始まりです。小屋が閉まっている場合があります。 |
| 9月中旬 | 場合によっては初冠雪があります。 |
☆沖縄地方などで台風が発生した時は、1000km以上離れているにも関わず強風の影響があったりします。
ご来光
富士山といえばご来光という人も多いはず。
富士山から雲海の上に登る日の出を拝むのは、荘厳な雰囲気に身を清める思いがします。毎年ご来光を拝みに来る人も少なくありません。
登山時期によって、御来光の時間が異なります。
下記の日の出間を参考にして、その時間より30分ほど前の明るくなり始める頃が素敵です。
■7月上旬~中旬 4:15~4:30頃
■7月中旬~下旬 4:20~4:40頃
■8月上旬~中旬 4:40~4:50頃
■8月中旬~下旬 4:50~5:05頃
■9月上旬~中旬 5:05~5:20頃

歩き方
バスで5合目まで上がることにより、身体は気圧の急激な変化にまだ対応しきれていません。最初は飛ばさずにゆっくりを意識しながら歩きましょう。少しでもペースが速くなると、薄い酸素の影響で心臓や呼吸に負担がかかります。歩幅を小さく足も上げずにゆっくりと 細かく登りましょう。また、一歩一歩の動きも注意してください。 一歩の動きによる段差でも疲れ方が変わってきます。大きな一歩で高さを稼ぐ歩き方は、すぐに疲れます。登山道のカーブなどでは 内回りの最短距離で歩数を少なく登るより大きく外回りで歩いて小さい坂を上るように心がけて下さい。
登山ガイドについて
皆様が無事安全に登頂できるよう、ガイド同行コースには山岳ガイドが案内人として同行します。ガイドは経験や実績が認められ、ライセンスを与えられた富士登山のプロフェッショナル。頂上までのペース配分や登山中止・継続の判断など、お客様の安全を第一に考え行動・ご案内致します。天候が悪くなったり場合や、高山病がひどい方など登頂を断念し、下山する事もありますので、ガイドの判断にはご理解とご協力下さい。登山道を外れた時などに、厳しく叱る場合などはあくまでも登山者の安全の確保の為です。ご理解下さい。
高山病
標高3000mを越えたあたりから、登山中に頭痛・寒気・吐き気・めまいなどの症状がでたら、すぐに登山を止めてしばらく休憩して下さい。それでも改善しない場合は、下山するようにして下さい。無理をして続けると、命に関わる場合もあります。
高山病で苦しくなった場合は、下山すると嘘のそうにケロッと体調が戻ります。これは血液中の酸素が元のように取り込めていくからです。つまり、高所では酸素が薄く、地上のような普通の呼吸では、酸素が十分に体内に巡らないからです。登山中は常に深呼吸を意識的にを多くし、腹式呼吸を心がけましょう。よく、酸素ボンベを使うと良いと耳にしますが、高山病になってから使用しても、全く意味がありません。多少の気休めにはなりますが、使い方を間違って口や鼻に密着させ急激に吸い込むと、よけいに気分が悪くなり、ひどくなる場合がありますのご利用の際は、注意してご利用下さい。
高山病対策
- まずは、十分な睡眠です。寝不足は一番高山病になりやすい原因の一つです。バス車中では、必ず睡眠をとりましょう。
- お酒を飲まない。
- 身体を締め付けない。ザックやベルトなども緩めて下さい。身体全体が気圧の変化で膨らみます (袋入りのお菓子などを想像して下さい。袋入りのお菓子がパンパンに膨らんだ事ありませんか?)
- 十分な水分補給。水分は多めに摂取して下さい。トイレの事が気になりますが、怠ると血液はドロドロになり悪影響となります。ただし、水だけではなく、塩分も一緒に摂取するように!
- マイペースで登る。 登山開始の1時間は、ゆっくり歩いて身体を高度に順応させましょう。(一合目から登る場合は99%高山病になりません。身体が標高に順応しながら登るからです。)
- 小屋に到着後、疲れたからといってすぐに横にならないで下さい。到着後30分間は上半身だけは起こすようにして下さい。
- こまめにトイレに行ったり、炭水化物を摂取しましょう。
山小屋
各小屋に売店があるとは言え、ほとんどの小屋が同じ物を販売しています。カメラのフィルムやタバコなどはありません。また5合目から上に登るにつれて、価格も上昇します。5合目と頂上では2倍の差があります。(頂上でのカップラーメンは800円します。また、休憩する際に小屋の中に入る時は、何か物を買うか、休憩料金を支払わないと、強風時や寒い時、雨天時でも中で休めません。就寝時は、男女相部屋となり、日程により異なりますが、大混雑時は畳一枚に3名の割合となります。また、布団や毛布がありますが、干していない事が多いので、タオルなどを活用しましょう。夕食はカレーです。水が無い場合やおかわりが出来ない事もあります。
宿泊者が最優先の為、登山中に小屋の前で大声で話すと怒られます。また、体調が悪くなり小屋で休憩したくても、大混雑時は断られる場合があります。混雑時は他の登山者へも譲り合いの気持ちを持ちましょう。
登山が続けられなくなったとき(リタイア)
体調不良、高山病などで頂上まで行けなくて途中でリタイアする場合ですが、ガイドがいるプランに関しては必ず相談して下さい。
勝手に下山せず、指示に従い近くの山小屋にて滞在していただく場合や、ガイドさん、添乗員さんに従って下山していただく事になります。
下山について
登頂後の下山は、降りるだけと気を抜く方が多いですが、富士山での事故の多くは下山時に発生しています。すべりやすい登山道なので膝に負担がかかり、怪我などしやすくなります。落石を起こさないように、小さい歩幅でゆっくりと歩いて下さい。ストックなどを使い、膝への負担が減らしましょう。下山時に6合目あたりで馬がいますが、疲れたといって気軽に乗ると、数万円請求される場合もありますので、乗る場合は、きちんと交渉しましょう。(風が強い日や雨天時は追加料金が発生する場合もあります)
下山道に注意!
8合目の「江戸屋」前では、下山道が二手に分かれます。道なりに進むと、須走口へ下山となります。【右記の看板に注意】して左へ曲がります。登山道の目印としては、河口湖登山口への道は黄色の印。須走登山口への道は赤色の印ですので、間違えないようにして下さい。 気付かずに人の流れに付いて間違って須走登山口に降りてしまうと、帰りのバスに乗れなくなって実費でお帰り頂く事にもなりますので、必ず間違えないように注意して曲がって下さい。
天候の変化
夕方など、急激に天候が悪くなります。また8月などには雷が発生したり 強風になる場合があります。山小屋の方の判断に従い、無理な行動は控えましょう。過去、お鉢巡り中に強風で火口や下へ滑落した事故もあります。
落石に注意
もともと火山の山です。石や岩が多いので、絶対に登山道以外は立ち入らない様にして下さい。また休憩中でも、山側を背にして休むと落石に気付かず怪我をしてしまいますので、休憩場所にも注意が必要です。
砂埃
下山時はブルドーザーが通る道を歩きます。砂利道がほとんどですので、乾燥した晴天時は、砂埃が大変多く発生し、目・鼻・耳の中へ容赦なく入ります。コンタクトレンズ着用の方は十分な注意と目薬や洗浄する水などが必要です。
水
富士山の小屋には水道がありません。すべて下から運び上げています。ですから水が大変貴重です。飲食以外の水は、全て雨水をろ過して利用しています。
ゴミ
山の中はゴミ箱はありません。ゴミは持ち帰りましょう。また、気づいたゴミは拾って、美しい富士山を後世に残していきましょう。
携帯電話
年々感度は良くなっていますが、場所によっては圏外です。アンテナが3本立っていても聞こえづらいです。
お願い
一つ一つ焼印しながら苦労を共にして大活躍した金剛杖。下山後、必要ないといってバス車中には置いて帰らない様にお願いします。